講義を受けた学生の感想から

久しぶりの投稿です.

Evernoteを整理していたら,昨年度後期の授業での最終レポートに記載された,学生の授業に対する感想を記録しているのを見つけました.

おそらく,良い感想をもらったので,忘れずに記録しておこうと思ったのでしょう.学部名学年等は伏せますが,3人の感想をそのまま以下に掲載します.

学生Aさん
講義名から難しい内容を取り扱うものなのだと思い、最初の講義に臨んだ。想像通り、私にとってはレベルの高い難しい内容のものばかりだったように感じる。
PDFファイルを用いた説明を行い、その中で演習を行っていったことで、理解が深まった。
また、先生が講義中にプログラムリストを提示してくださり、毎回のレポート課題を行うことで、難しい内容でも何とか内容を理解することができていたように思う。
講義では、加算平均や移動平均、フーリエ変換など馴染みのないものが数多く出てきて、戸惑うことも多々あったが、周りの友達と話し合い、協力しながら、毎回のレポートをすることができたのは非常によかったと思う。レポートでは、毎回考察を考えることに一番時間がかかっていた。
大学に入学してからは、自分が行った実験から、何が起こっているのか考え、文章にすることが滅多になかったのでとても良い経験になった。
 
学生Bさん
この授業を通して思ったことは、先生の説明なしではレポートはできなかっただろうということです。
さまざまなデータやプログラムを扱いましたが、資料からプログラムへと結びつけることも、初めのころと比べると今ではだいぶ難なく行うことができるようになりました。
また、資料を読むだけではすぐにはよく意味のわからなかったこともありましたが、先生の説明を聞くことですぐに理解できるようになったことも多くありました。
レポートについては、毎回長く時間がかかることもなく、程よい分量だったと思います。また、感想や考察、実験方法を明記することで、自分の理解がより深いものになったり、文章を書くことに慣れることができました。
 
学生Cさん
今まで解析学等で学習してきた Fourier 変換や逆Fourier 変換についての認識や、有用性、使用意図などの認識が少し深まったように感じます。これまで漠然としていたFourier 変換、解析のイメージが少し固まったように感じました。
また同時に、音楽の録音、変換など身近なものへの関連を通して、Fourier 変換、引いては数学を身近に感じることができました。普段数学を学習してはいますが、日常への関連というのは、なかなか感じることができません。数学ってなんの役に立つのだろう?というのは大学に入るまで私の疑問であり、おそらく多くの人たちが持っている疑問だと思います。その答えのひとつが得られたように感じます。
 
「大学教員は教育者ではなく研究者である」というのをどこかの記事で拝見したことがあります.小中高校の教員と違ってそういう役割なのはわかりますが,良い研究をしていれば教育指導が疎かでも良いという訳ではないのは当たり前です.
私の場合,私の研究内容がどれだけの人の役にたって,どれだけ人の幸せに貢献しているかを考えると,まだ私の授業を受けている学生のためになっている数の方が多いと思います.
後世指導も大事だけど研究実績も残さなくてはならない.私としては教育者的要素が強いのですが,これでは大学教員としてはダメなのでしょう.
 
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